ピンク先生のmamaコラム こども漢方 vol.4「梅雨時期のダルさ、なんで!?」
皆さまこんにちは。
まいにち子育て奮闘中!! 名古屋 漢方の草貫堂(かんぽうのそうかんどう)
ピンク先生 安藤広美です☺
また今年もジメジメつらい梅雨がやってきます(>_<) 花粉症がやっと終わったと思ったら、次にまた体が重ダル~い時期が来るのかぁ~と思うと、憂うつな気分になりますね。。。
今回は初夏・梅雨の時期に少しでも知識をつけて、うまくこの季節を乗り越える対処法をご案内したいと思います。この時期に不調になる原因、ご家族みなさまが体調を崩さない養生法をご紹介しますので是非ご覧下さい。
我が国では梅雨の時期には「湿度」が高くなり、体の不調を訴える人が多くなります。
では、何故この時期に不調が起こりやすいのでしょうか?
ジメジメした梅雨が始まると、湿度があがり「湿邪」が体の中に現れ始めます。湿度の高い所に長時間いると汗がうまく出ず、体の中の余分な水分が滞って「湿邪(水の邪気)」が生まれます。「湿邪」は冷えを引き起こし、血液循環が滞って代謝が悪くなり、様々な症状を引き起こします。
主な症状として、体のだるさ、倦怠感、頭痛・頭重、神経痛・関節痛、胃腸の機能低下、食欲不振、浮腫(むくみ)などがあります。梅雨時期の気温の温度差や高湿度などのストレスにより自律神経がうまく機能しなくなることもあります。
とくに初夏・梅雨の時期には胃腸の不調が出る人も多く、下痢、食欲不振、早くも”夏バテ”なんていう人も近頃少なくありません。
子どもも同じです。この時期は消化機能が低下する時期です。暑いと冷たいものを摂りたがりますが、冷たいものを摂り過ぎたり、過食したり、脂っこいものを摂ると胃腸の消化に負担がかかり、この時期の不調は長引きます。
それからもう1つ、、、
梅雨の時期は雨が降ってくると気温がグンっと下がることもありますので、食事だけでなく服装もしっかり管理してあげることが大切です。羽織るものを着させておく(簡単に着脱出来るもの)、Tシャツ1枚ではなく、速乾性のある下着などを下に1枚着させるなど工夫してお出かけしてみてください。
やっぱり最後に一句・・・
「五月雨(さみだれ)を集めて早し最上川」(奥の細道より 松尾芭蕉)
梅雨時期は、水の量が多く川の流れが早いと芭蕉の有名な句にもあります。雨が上がっていても、急な水の増加などもありますので、水遊びには十分注意しましょう☺
みなさまが初夏・梅雨時にも”元気いっぱい”で、過ごせますように!!
漢方の草貫堂 TEL052-361-6257