漢方の草貫堂

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2019年2月19日火曜日
<はり医者、シンシン>
はり専門のシンシン先生だよ。
一昔前まで(明治時代くらい?)は医学と言えば灸や漢方薬が当たり前だったのに
西洋医学が入ってきてからは病院でドクターがお薬を処方するのが普通になったよね。
いつのまにか東洋医学は隅の方に追いやられちゃった気がする。
西洋医学も優れた点は多いけど、病気によっては東洋医学が得意な場合もあるのになぁ。
最近では東洋医学の神秘的な効果も、科学的な解明がされてきて、西洋医学の先生達も認めてきてるよね。
テレビでも漢方薬や灸の特集が放送されて、
これからは東洋医学も評価が高まって、盛り上がってくるに違いない、と信じてる。
患者さんのためにも、西洋と東洋のイイとこ取りの医学が当たり前になる時代が来るといいよね。
そんな理想の時代が来るためにも、しっかりと東洋医学の素晴らしさを世に広めねば。
今日も一、一まごころ込めてみんなを元気にするぞ!!
2019年2月15日金曜日
 
冷え症は女性に多い悩みのひとつと言われます。しかし、成人の男女にアンケートを取ってみると7割が女性、3割は男性という結果になりました。いまや冷え症は、女性だけの悩みではないのです。そして放っておくと重い病気にもなりかねません。
 
冷え症とは・・・

体温計で体温を測ってみても体が冷えているわけではないけれど、何となく体が冷たい(>_<)
冷えは血圧や体重計で現れる体の変化と違い、個人の感覚、いわゆる自覚症状なので、客観的に表すことがなかなか難しく、何となく体の芯が冷える、しびれのような冷えの感覚があるといったことを自覚していながら、自分が冷え症であることに気付いていない人も少なくありません。そこでまずは冷え性の人によく見られる特徴を以下に紹介します。

 

 
 
 
 
 
 
<冷え症の特徴>
手足が冷たい・冷房にあたると具合が悪くなる・秋口から春の終わりまでカイロや電気毛布がかかせない・寝るときは夏でも靴下をはく・すぐにおなかが痛くなる・下痢になる


人間に必要な3つの要素とは・・・
漢方の考え方で人間の生命活動に必要な3つの要素は「気・血・水」です。

「気(き)」はエネルギー、「血(けつ)」は血液、「水(すい)」は体液のこと。 この3つが体内を循環することにより、私たちの健康は保たれているのです。 ですから「気・血・水」の、どれかが不足したり、流れが滞ったりすると、身体の不調が起こるのです。
 


では、なぜ冷え症は起こるのでしょうか
冷え症が起こる原因を、タイプ別に状態と特徴をみていきましょう。


気虚<ききょ>
(気の不足)
エネルギー不足によって、熱が産まれにくくなり冷える。
疲れやすく、カゼを引きやすい、寒がりといった症状も起こる。
お血<おけつ>
(血の滞り)
血液の流れや働きに障害が起こり、熱が運ばれにくくなり冷える。
便秘気味で月経痛や肩こり、肌荒れなどを伴う。
水毒<すいどく>
(水の滞り)
体内の水のめぐりが悪くなり、排出できずに停滞し冷えが起きる。
頭痛や頭重感、むくみ、耳鳴り、頻尿などを伴う。


タイプ別の養生法と主な処方
タイプ
養生法
主な処方
気虚<ききょ>
(気の不足)
朝ごはん()をきちんと食べる
質の良い睡眠をしっかり取る
ヨウジョウ
扶陽理中 など 
お血<おけつ>
(血の滞り)
適度な運動を行う、体を冷やさない
緊張やストレスに気をつける
冠元
温血散    など
水毒<すいどく>
(水の滞り)
冷たい飲み物や食べ物、甘いもの、脂っこいもの摂りすぎは控える
玄武温陽
水逆散    など


体質や状態、冷えに伴うほかの症状などを考慮し、その人にあった処方が決まります。



 
冷えは万病のもと(>_<)
「まあ、どうせ身体が冷えるぐらいだから」と放っておいたら、いつのまにか身体のいたるところに、不調があらわれるかもしれません。

頭痛、腰痛、内臓疾患など。原因が分からない不調はありませんか?
もしかしたら、それは冷え症をそのままにしていたから、招いてしまった不調かもしれません。冷え症というと、つい指先の冷えをイメージしがちですが、「全身」人それぞれ冷える場所は違うのです。頭から足先まで、全身に影響が及ぶのですね。
「冷えは、万病のもと」と言われているわけですね。
たかが「冷え症」だと、放っておくと大きな病気を招く恐れがあります。身体の不調を一つずつ改善し、健康な身体を維持して、毎日元気に過ごしましょう!!


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