わかばVol111　猛暑の中でもにっこりと！！　安藤厚子

皆さん、暑さにめげずお過ごしでしょうか？

店頭でお客様から「お元気そうですね。」とよく声をかけて頂きます。

年相応の体のほころびはありますが毎日色々な方々と接して、

お話しすることは刺激となり元気の一因となっているのかもしれません。

コロナ禍もあって一日中誰ともお話ししない日があると言われる方も結構あり、

外出が減って足も弱まってしまったと嘆いていらっしゃいます。

会話を楽しむことは、

十分な読書とともに最も自然で健康的な脳の使い方だそうです。

さらに手を使って文字を書くことで脳は鍛えられていくとの事・・・。

手書きでこの『わかば』を書いている私も脳が鍛えられているのでしょうか？

確かに「ぼけ防止になるから続けなさいよ。」と激励を頂いています。

先日、店のスタッフに膝下のフットマッサージをやってもらいました。

まず熱い蒸しタオルで足を包み、

やさしく拭いてから、足の指の一本一本、

そしてふくらはぎを丁寧にマッサージをされるなど、

今だかつて、このトシになるまでやってもらった事のない私は

アロマオイルの香りもあってか、

何ともいえない優雅なお姫様気分となりました。

どうしても日常生活に追われる毎日を過ごすことになる女性にとって

年令に関係なく、このような事などの、

リラックスタイムもありかなと思います。

とはいってもこの夏の暑さは避けられず相当、皆さん参っていらっしゃいます。

体の中は脱水による水分不足で血液が粘って血栓ができ易くなっています。

暑さで心臓は疲れ易くなっていて、中高年は心不全などに要注意です。

そんな中、身近にできる食養生として、

水分を補ったり、熱を冷ます夏に適した食べ物に

西瓜（スイカ）、冬瓜（トウガン）、苦瓜（ニガウリ）などがあります。

汗で水分とともに塩分も失うのでスイカに塩をかけて食べるというのは、

理にかなっていると中国の先生は日本人の知恵に感心していらっしゃいました。

また、メンタル的な夏のヨウジョウのひとつに

「心静自然涼」という教えがあって

交感神経が緊張してイライラすると

体内で熱が作られるので、

できるだけこころ静かに暮らすのが涼しさに通じるようです。

夏に限らず、どの季節も穏やかに暮らせることが健康の基本だと思います。

まずは鏡の前でにっこりと笑うことから始めましょう。

いつでもできて、どこでもできて、ひとりでできます。

どうぞ皆様も今年の夏を元気に乗り切って下さいね！！

ご健康を祈ります。