ヒトの体を学ぼう~血液と血管~
★血液は生命のライフライン
-血液のお仕事-
✔細胞のすみずみまで栄養と酸素を届ける
✔不要物を回収する
✔体温を一定に保つ
✔ホルモンを運ぶ
✔細菌やウイルスと戦う
✔傷口をふさぎ、止血する
★赤血球とは?
●大きさ・・・直径7~8μm
●厚さ・・・2μm強
お米1粒が8mmとするとその千分の一くらいです。
●形・・・両面中央が凹んだ円盤状
これは、酸素とくっつくためなどのガス交換に適しているためです。
そして自身より狭い毛細血管などを通り抜けるために
自在に形を変えられるようになっており、
しなやかさと元に戻る力が必要なため、このような形をしています。
●役割
毎日2000億個弱の赤血球が骨髄で作られており、
その寿命は約120日です。
120日間におよそ20~30万回に渡って体を循環して酸素を供給し、
古くなると膵臓で壊されます。
この繰り返しで120日の間、私たちの体に存在し生きていくのに
必要な酸素を運んでくれる大事な「運び屋さん」なのです。
★血管内皮細胞とは?
血管内皮細胞は血管の内膜を構成する細胞で約1000日で生まれ変わります。
全ての血管にある血管内皮細胞は血液をめぐらすのに必要な物質を産生しています。
血流がよければ必要な物質の産生は上がり、
血液は更に順調に流れることができます。
一方、血流が悪いと必要な物質の産生は下がり、
血液は固まりやすく血管は詰まりやすいうえに脆弱になります。
人間は血管とともに老いていきます。
血管を強く維持して健康を保ちましょう!