わかばVol.105　２０２１年　夏は来ぬ　安藤厚子

 

今年も夏がやって来ました。

皆様、暑さに適応されてますでしょうか。

どうなるのかと思っていたオリンピックも始まりました。

かつてのようなスポーツの祭典とはかなりちがった色々な意味で

歴史に残るであろう東京オリンピックです。

アスリートたちは当然、注目されますが

『国立競技場』という建物についてテレビで特集がありました。

オリンピックのメイン会場である国立競技場は、

着工から３６ヶ月（異例の早さ）で完成し、神宮の森と一体となっています。

日本の国土の７割は森で、長年の木の文化があり、

木の職人の技が残っていて、その木をテーマとした自然と共存する建築のようです。

特に工事の最難関は順番にユニットをはめていく大屋根の建設で、

どんな巨大な建築でもミリ単位の精度の追求が、

美しさと強度を決めるとの話に

オリンピックはアスリートが主役ではあるけれど、

その影でその舞台をつくるために知と技の結晶があるのだと教えられました。

関わった工事関係者は１５０万人だそうです。

木材の軽さと鉄剤の強さとのいい所取りを狙ったとの事で

１００年先まで残るスタジアムです。

今回は本当に残念なことに無観客ですが、

これから先に有観客となった時、

アスリートたちのドラマがここでいっぱいくり広げられるのでしょうね。

コロナの感染拡大があって、オリンピックも大きな転換が迫られ、

私たち個人でも不安やストレスを抱えながらの生活が続いています。

皆さんはコロナストレスにどのように対処されていますか？

最近の私のストレス解消法は

早朝の澄んだ空気の深呼吸で自然の風を感じることと、

大リーグの大谷翔平選手の活躍に心を躍らせることです。

野球少年だった頃から世界を目指して、

とうとう頂点に達した夢物語にこちらも酔いしれてます。

どうぞ皆さんも楽しいことを見つけ出し、

自然と共生しながら健康な毎日をお過ごし下さいね。