2018年12月19日水曜日
ツラ~いっ「花粉症」始まる前に体質改善を!!
~早めの対策で症状を軽減☺~
冬なのに「花粉症の話?」と思う人がいるかもしれませんが、大切なのは症状がひどくなる花粉の季節が訪れる前から始めること。「転ばぬ先の杖」の予防で、元気に春を迎えら
れるようにしましょう。
生命の息吹が華やぐ春はとても美しい季節ですが、花粉症の人にとっては悩み多き季節ですね。花粉症はアレルギー性鼻炎の一つで、スギなどの花粉がアレルゲンとなって起きるものをいいます。最近は春だけでなく秋にも症状が出る人が増えています。
❁根本治療と対症療法で季節の変化に応じて養生を
花粉症などのアレルギー性疾患は、単に症状だけを抑える治療を行っても、根本的な体質を改善しない限り完治することは出来ません。症状を緩和する「対症療法」と体質を改善する「根本改善」を並行して行うことが大切です。症状がひどくなる春や秋は対症療法で、症状があまり出ない夏や冬には根本治療を行うのがベストです。
❁中医学では、花粉症は大きく分けて2つの原因がある
中医学では、花粉症は大きく分けて内因と外因の二つの原因があると考えられています。一つは、体質的な要因(内因)で、もともと免疫力や抵抗力が弱い虚弱タイプの人。もう一つは、環境的な要因(外因)で花粉などが侵入することで、さまざまな症状が引き起こされることと考えられています。
❁花粉症のタイプは大きく分けて2つある!!
花粉症はくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が特徴ですが、目のかゆみや充血を伴うこともあります。対症療法も症状によって治療法が違うので、自分がどのタイプかを確認しましょう。風邪にも悪寒がする風寒性のものと、のどの腫れや痛みなどを伴う風熱のものがあるように、花粉症も大きく次の二つのタイプに分かれます。
●「表寒証タイプ」…無色透明で水っぽい鼻水で目やのどの症状があまりないタイプは、体が冷えて水分代謝が衰えているので、体を温めて余分な水分を除去することが大切です。
●「表熱症タイプ」…粘り気のある鼻水、鼻づまり、目の充血やのどの痛みなどがあるタイプは、体の熱を取り除くことが大切です。
●表寒証タイプ ●表熱証タイプ
□目の症状なし □目の充血
□サラサラの鼻水 □粘りのある鼻水
□鼻づまりなし □鼻づまり
□のどの症状なし □のどの痛み
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暑がり |
❁体質改善のポイントは「補腎健脾益肺」にあり!!
体質を改善する根本治療のポイントは、「脾を健康にして、肺と腎の機能を
高める」こと。花粉症は呼吸器系の肺だけが原因と思われがちですが、
人間の体はさまざまな臓器の働きが密接に関連しています。中医学では
「肺は脾の子ども」と言われ、親の脾(消化器系)が弱いと、
子どもの肺(呼吸器系)に影響を与えると考えられています。
脾は胃腸などの消化器系全般を指し、栄養分を消化する機能が衰えると、
外部に対する防衛力が弱くなったり、虚弱体質の原因になります。
また、花粉症などアレルギー性疾患は、免疫力にも関係が深く、免疫力や
抵抗力を司る腎の機能を高める必要もあります。
中医学は、体質や症状によって処方が異なります。お気軽にご相談下さい。
❁ご家庭でできる養生法で花粉症に負けない体づくりを!!
免疫力が低下したり、ふだんから胃腸の弱い人は、花粉症にかかりやすくなるので、毎日の食生活で肺や腎の機能を高め、胃腸を丈夫にする食事を心掛けるようにしましょう。
まず、胃腸などの消化器系が弱い人は、冷たい飲み物やお刺身、生野菜など、体を冷やして消化機能を低下させる食べ物を控えるようにしましょう。野菜を摂る時には、必ず熱した温野菜や煮物などにするのがポイントです。また、油っぽい物や味の濃い物、甘い物も胃腸などに負担をかけやすいので、なるべく控えるようにしてください。
【オススメ食材】
虚弱体質の滋養食品として知られる黒豆や大豆などの豆類は、腎と胃腸の機能を高め、余分な水分を代謝する働きがあります。他に胃腸を丈夫にする食べ物として、鮭や鶏肉、ショウガ、ニラ、キャベツ、ジャガイモ、レンコンなどがあります。
また冬の季節料理の鍋物にも使われるシメジやシイタケなどのキノコ類は、免疫力を高める働きがあります。カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるカロチンは、粘膜を強化して、抵抗力をアップしてくれます。野菜や魚介類、キノコ類など、さまざまな食品をバランスよくとれる鍋物は、冬の養生法に最適な料理です。他に、クルミや山芋、ゆり根、ゴマなども肺と腎の機能を補ってくれます。
現代はストレス社会と言われ、何かとストレスを感じる事が多いですよね。ストレスも抵抗力低下の原因になりますので、ホッとひと息してリラックスするよう心掛けて下さい☺
「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがありますが、花粉症対策は春や秋だけでなく、1年を通した長期的な養生法で体質を改善することが完治への近道であることを
忘れずに、これを期に新たに実践してみて下さい!!
漢方の草貫堂
2018年12月12日水曜日
2018年11月8日木曜日
❤ピンク先生のmamaコラム❤ ~こども漢方vol.1風邪・ウィルス予防編~
やっとこのコーナーを始めることが出来ました(≧▽≦)
以前から、mama達のお役に立てるような情報をご紹介できるコーナーを設けたい!!と、思っていたのですが、私も子育て真っ最中~☺
ほ~んの少しですが、落ち着いてきたのでマイペースでこのコーナーを始めさせて頂きたいと思います👏(パチパチ)
このコーナーは冒頭でもお話ししましたように、子育て中のmama達のかんたんで、お役に立てる情報をご紹介したり、今後お店で開催するセミナーやワークショップのご案内をしていこうと思います。
それから、このホームページは非常に有難いことに、世界の色々な国の方々からも閲覧頂いております。
海外駐在のmama達にもお役に立てれば、なお嬉しいです💛
コラム第1回の今回は、風邪の予防についてお話ししたいと思います。
お子さまの風邪の予防に、色々な対策をされているmamaも多いかと思います。
例えば、風邪を引きにくいような食事、スイミングに通わせる など
色々な病気にかからないように、食事・睡眠・運動はいちばん大切です。
保育園、幼稚園、学校へ通うお子さま達は集団生活の中で過ごします。
風邪やウィルスからは逃れられませんよね。
風邪やウィルスのかからない身体にするには、体質改善をしなければなりません。改善していくには、少し時間もかかります。
もう風邪が流行ってきてどうすればいいの?っていう時に、風邪やウィルスにかからないように予防・対策することは可能です。
今回ご紹介するのは、板藍茶(ばんらんちゃ)・板藍のど飴(ばんらんのどあめ)です。すでに、SNSなどで話題になっているのでご存知なmamaもいらっしゃるかもしれませんね♪
私が店頭でオススメしている飲み方をご紹介したいと思います。
🐼板藍茶(ばんらんちゃ)
板藍茶とは、板藍根(ばんらんこん)という生薬をエキスにし、粉にして飲みやすくしたものです。1包あたり1gの粉末が入っております。
中国の家庭では、風邪、ウィルス、感染症対策と、さまざまなシーンに常備薬として愛飲されています。
味は比較的甘みもあり、飲みやすいです☺
しかし、ちょっと飲むのは苦手(>_<)というお子さまは、板藍茶1包をぬるま湯でカップ1杯溶かし、うがいをするだけでもOKです!!
【飲み方】
成人の方の容量は、1日1~2包を服用とあります。
お子さまの場合、年齢や体の大きさにもよるので、店頭またはお電話にてお問い合わせください。
直接粉を飲めるお子さまは、ぬるま湯と一緒に。
お茶代わりに飲めるお子さまは、粉をお白湯に溶かしてお茶として。
苦みが苦手なお子さまは、麦茶、お味噌汁、ヨーグルトに入れたり。
【飲むタイミング】
●お出かけの前に
●のどがピリっとするなと感じたら、すぐに
●帰宅後、うがいの後に
🐼板藍のど飴(ばんらんのどあめ)
板藍根という生薬が配合されたレモン風味のさっぱりしたのど飴です。
風邪やインフルエンザの対策にオススメです。
お薬やマスクが苦手なお子さまにもご活用頂けます。
【ご使用のタイミング】
●通学時の電車・バスの中
●ショッピングの時にも
●うがい、手洗いがすぐに出来ない時に
■板藍茶(ばんらんちゃ) 60包 4,960円 120包 7,120円 ※お試し用も店頭にご用意しております。
■板藍のど飴(ばんらんのどあめ) 小袋 380円 大袋 1,940円
❁髪が美しければ美人度、男前度もUPする!!
皆さん、↑↑↑そう思いませんか?
年齢を重ねるごとに、髪の悩みは内容も深刻度も変化しますよね。
髪が細くなったり、抜け毛が気になり始めたり、髪の毛のハリ、コシ、艶やかさがなくなってきたり 皆さまざまな悩みを抱えています。
20代、30代の貴方だって、油断していられませんよ!!
「髪」って、とても重要なのです。顔を彩る額縁みたいなものだから、髪が美しいと美人度、男前度もアップしますよね☺
昔は『25歳がお肌の曲がり角』なんて言われていましたが、今の女性たちはエイジレスに綺麗。ハリのある、元気な肌の方が多いですよね。けれど、髪はどうしても年齢を重ねると衰えてきてしまう。キレイでいたい、若くいたいと思うけれど、髪のお手入れはどのようにすれば良いのかな?とお思いの方も多いはずです。今回はそんなお悩みを少しずつ説いていきたいと思います。
❁現代、髪と頭皮の老化現象が早まっている😲
近頃、多くの方の髪と頭皮の老化現象が早まってきていると言われています。若い女性でも、髪のダメージがよく目立ちます。紫外線や大気汚染といった外的ストレスもエイジング(老化)の要因ですが、それよりも「間違ったケア」が原因のものも多いようです。
❁髪ばかり手入れしてキレイにしているだけではダメなんです!!
例えば、昔はなかったうねりが出てきたり、髪の立ち上がりが悪いなんていうのも、エイジング(老化)の一種です。エイジングには頭皮が深く関係し、それが顔のたるみやシワの一因にもなります。
髪ばかりキレイにして、頭皮をほったらかしなのは現代人の頭皮のたるみの要因なのです。
❁自分の「髪」と「頭皮」の状態を知ることが何よりも大事
「頭皮のお手入れ」と「肌のお手入れ」には共通項が多いことが分かっています。頭皮と顔は一枚のつながった皮膚です。肌のお手入れには気をつかっているけれど、頭皮はなおざりでは髪が痩せて痛んだりしてしまいます。「髪」ではなく「頭皮」のケアも大事なのです!!
シャンプー、トリートメントやヘアケア用品、整髪料など髪に良いものをと心掛けておられる方も多いかと思います。しかし商品選びよりも、ご自身の髪と頭皮についての状態を知ることが一番大切なのです。
❁「髪」を植物にたとえるなら、「頭皮」はそれを育む大地である
今ある髪のダメージを目立たなくするお手入れも大切です。髪は肌とはまったく違うものです。
肌が傷ついたら痛いけれど、生えている髪を切っても痛くないし、出来てしまった枝毛も直らない。
つまり髪は“死んだ細胞”自己修復は出来ないのです。生まれた時がベストで、どんなにお手入れに励んでも、それよりいい状態には出来ないということです。ですから、むしろ一生懸命にすべきことは『これから育つ髪』を健康にするお手入れ=頭皮ケアなのです。
❁髪の土台作りは頭皮を守ること
いきいきした毛髪にしたい、取り戻したい。その願いをかなえるためには、
髪の土台になっている「頭皮」の健康をいかに守るかが最大のポイントです。
●土=頭皮…水分が足りずカラカラに乾いた土や栄養分が少ない土では髪は育たない。
●根=毛根…頭皮の中にある毛根は血液によって運ばれてきた栄養やホルモンなどです。
それを受け取って毛髪を生み出す。根を植えることが植物の生育に欠かせ
ないように、毛髪にとって最も大切な部分です。
●木=毛髪…フサフサ茂るのは、しっかりした土台があればこそ。ただし、毛根の数は生まれた時のまま変化しない。平均すると頭髪の本数は10万本程度ですが、もともと少なめ(6万本程度)の人もいます。土台がしっかりしているからといって本数が増えるわけではないですが、幹は太くなります。
2.頭皮の健康は「皮脂」の量で判断する
◎「脂性肌」・・・皮脂の分泌が多いギラギラタイプ。表皮を覆うバリア機能が強すぎて、
育毛剤の浸透まで妨げてしまいます。また皮脂は適量を超えると、かた
まって過酸化脂質になり炎症の原因となります。
朝の洗顔後はすっきりしても、午後になると鼻先がベトベトして、あぶらとり紙が欠かせないという人は、頭皮もべたついた脂性肌の可能性大。頭部は顔よりも毛根の数が多く、それだけ皮脂腺も多いので、深刻です。。。
◎「乾燥肌」・・・皮脂の分泌が少ないカサカサタイプ。皮膚が乾燥すると、角質細胞が
はがれ、表面のバリア機能が落ちる。細菌や整髪料が真皮に入り、
その刺激で炎症が起きることもあります。
アトピー性皮膚炎など、体のかゆみが気になる人は、頭皮も乾燥している可能性が高いです。皮脂による保護が不十分なため、シャンプー剤などの刺激も受けやすいです。新しいものに替えたからかゆくなった、、、という人は、乾燥肌タイプかもしれません。
今回は、頭皮や髪の悩みでよくあることのほんの一部ご紹介しました。
ヘアケアは市販されているヘアケア用品だけでは解決できないことがたくさんあります。また、間違った使い方をすると状態がどんどん悪化していくこともありますので十分注意して下さい。
また中医学では、「湿熱」「ストレス」「肝・腎の虚弱」「気血不足」のタイプ別に診断し、改善方法を考えます。タイプ別に診断した結果、頭皮の血流が悪い箇所など、鍼灸を併せると改善が早い場合もございます。
ヘアケア、頭髪、頭皮のお悩みがある方は、遠慮なくご相談ください。
「では具体的にどのようなヘアケアをすれば良いの???
「では具体的にどのようなヘアケアをすれば良いの???
~タイプ別診断表~」、「間違ったヘアケアとは!?」 は後編へつづく・・・
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