2024年12月10日火曜日

 わかば 125 冬の養生 安藤厚子

 

今年も、いよいよ師走となりました。

気温のアップダウンが激しく、天気予報では、

その日の服装のアドバイスまでされるようになりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

角地に立つ草貫堂は風の吹きだまりとなりこの季節、落ち葉が集まり、

何度もほうきとちりとりでかき集めたものですが

「これが葉っぱでなくてお札だったらなぁ。」と

冗談で主人がよく呟いていたのを思い出します。

お札といえば新札が発行されましたが千円札は北里柴三郎博士で、

国内外で伝染病予防と治療に貢献された人です。

もうすぐのところで、ノーベル賞だったそうですが、

その後近年になって北里博士を敬愛される

同門の大村智博士がノーベル賞を受賞されました。

大村博士はゴルフ場の土壌から微生物を発見されて

『イベルメクチン』という薬を開発されました。

その薬が寄生虫病の特効薬となり多くのアフリカの人たちを救いました。

お二人とも日本が誇る感染症の大家でいらっしゃいます。

その大村博士がいわれるには新型コロナ以後

これからも新たな感染症は起きるだろうけど

予防としての基本は変わらないそうです。

それは『手洗い』『うがい』『換気』です。

ご自身は塩水で“鼻うがい”もされているとの事です。

ところで今年の夏はとても暑くて、それも長く続きました。

やっと秋かなと思ったら急に冷えたりしてさすがに誰でも“疲れ”が蓄積されています。

その疲れが免疫を低下させて病気の呼び水となる可能性があります。

『眠ってもとれない疲れ』などは特に注意して下さいね。

体を立て直すには免疫や血流を高めることが一番です。

★免疫の働きを整えるために大切なこと

①ストレスをためない(ストレスケア)

②自律神経のバランスを整える

③体を温める(免疫は低体温ではしっかり働けません)

★血流改善に必要なこと

①バランスの良い食生活(血管を健全に保つ血流の質を高める)

②毎日の運動(静脈の流れをサポートし、全身の血流確保に繋がる)

③生活のリズムを整える(自律神経のバランスが整えられ、継続的な血流が維持される)

日頃からしっかり睡眠をとって体を休められもし、

病になったら症状を抑える薬と、

治癒力(免疫)を高める薬を上手に使われて

年末年始は皆様、お元気でお過ごし下さい。

ご健康を祈ります。

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