2024年8月6日火曜日

 わかばVol123 『はて?』 安藤厚子


酷暑、猛暑とすさまじい文字が毎日のように見られ、

気温予想の日本列島は、どの地域も真っ赤です。

皆様、お元気を保っていらっしゃいますか。

熱中症にならないようにと水分補給が連呼され、

きっと皆様もお出かけの時はサイフを忘れても(?)

ペットボトルは片手に持っての日々だと思います。

私の子供の頃は真夏には日射病にならないようにと

麦わら帽子に水筒を肩ひもにかけて今思えば、

まだのどかな風景でしたが、今や街のビルのクーラーの排熱も加わり、

外気温の高さはびっくりするほどです。

それにしても、日本列島の位置が南の方に

引っ越ししてしまったような気候変動ですね。

そんな暑い中でも用があり出かけた先に

どこかで見たような歴史を感じる、

れんが造りの堂々とした建物がありました。

「あっそうだ!!」

これが、ただ今、放送中の朝ドラ『虎に翼』で出てくる裁判所でした。

愛知ロケは昨年12月と今年2月に行われたそうです。

このドラマで元気をもらっている私は

名古屋の建造物が選ばれた事に何だか少し誇らしくなりました。

現在は名古屋市市政資料館となっています。

中に入ってみるとドーンと目にとび込んできたのが

ドラマの中でたびたび印象的なシーンが繰り広げられた、

あの重厚な大理石の階段でした。

その正面には罪と罰がつり合うことを意味する天秤を

モチーフとしたステンドグラスがあり、

全体の風格に一役買っているように感じました。

名古屋に生まれ、どっぷりとこのトシまで

現在に至っている私なのに改めて知る機会が今までありませんでした。

かつて東京で仕事の全国研修会などで他県の人と接した時、

「名古屋から来ました」というと、ひと昔前までは

「ああ、お嫁入りにとてもお金をかける土地柄なんでしょう。」と。

『はて?』

会話をしてみると「意外と標準語なんですね。」

『はて?』

コテコテの名古屋弁を想像されていたのでしょうか。

当時、他の地域の人からは名古屋の印象は

こういうものかと思ったものでした。

戦国時代の三英傑だけではない名古屋の誇れるものとして

大正・昭和の歴史的建築物があるのですね。

帰り道、外堀通りの名古屋城の石垣を見ても同じ事を思い、

脈々と流れる長い名古屋の歴史のひとコマに

我々は今、身を置いているのですね。

朝ドラのおかげで、急に郷土愛に目覚めた今年の夏です。


ところで、ここ当分は暑さは続くでしょうが、

暑さ対処法だけではなく、

新型コロナもまた流行し始めているそうですから、

感染予防にも心がけて下さい。

粘膜の乾燥はウイルスに感染し易いといわれ、

特に鼻が乾く、のどが乾燥する時は注意して下さい。

そんな時はまず水でうがいをして、その後

濃い目の松寿仙の液で口を潤して、

麦味参・紫華栄などをご活用下さいね。

ご健康を祈ります。

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