わかばVol117 暑さと雨と… 安藤厚子
セミの鳴く夏を今年も迎えました。
皆様、お元気ですか?
以前から私は雨の日の外出で、足元がぬれるのが気になっていて、
やっと街歩きのできるレインシューズが買えたので梅雨のある日。
雨が降るのを待っていました。
童謡の
♪雨あめ降れふれ母さんと、ぴっちぴっちちゃぷちゃぷらんらんらん♪の
気分で楽しみにしていたら、雨は降るには降ったのですが、
何とゲリラ豪雨で、とても優雅に雨の中を歩くどころではなく、
まるで台風のような雨の降り方と風でした。
ここ数年、温暖化が急に進んでいるように感じます。
もはや『線状降水帯』という気象用語が普通に登場するようになりました。
海水温も上昇しているようで、この地域で獲れる魚の種類も変わってきているそうです。
今まではなかった南国の魚が揚がるようになったとのことでした。
自然界の生物は地球の変化を受ける中、
魚も生存をかけて生きのびられる温度の海に移動しているのですね。
我々は温帯かた亜熱帯(?)になりつつある日本で、
遊牧民でもないので、簡単に移動もできず、こちらの方が適応するしかありませんね。
暑さで熱中症にならないために、エアコンを使い、
そのエアコンを動かすために電気を使い、その電気をつくるために、
化石燃料を使ってますます温暖化となっていく…。
果たしてこれでいいのかな?と思いますが、
この暑さの中で、何はともあれ
私たちも生きのびるためには、背に腹は代えられません。
きっと体の中も必死に環境の変化についていこうとしていると思います。
心臓から出る血管は直径約3センチありますが、
全血管のほどんどを占める毛細血管は髪の毛より細いのです。
その中を血液が栄養と酸素を細胞に選んで体を維持しています。
だからこそ体の隅々まで血液をしっかりと流したいのです。
毛細血管までいつも血液があ流れることが健康、若さを保つうえで大切です。
こうしてとても良くできている人間の体も
クーラーの部屋と外気の高温との出入りを何度もくり返していたら
さすがに体のセンサーも誤作動を起こしかねません。
やはり体の土台をしっかりさせることが
気候(気圧・気温・湿度)の変動に体の対応力を高めることになりそうです。
皆さん、しっかりと良い睡眠をとって下さいね。
そしてお体に黄信号を感じられたら、転ばぬ先の杖として
漢方薬(麦味参・紫華栄・松寿仙など)をご活用下さいね。
ご健康を祈ります!!