わかばVol.104　『もう、梅雨なの？』　安藤厚子

 

例年より、3週間も早い梅雨の訪れに、

アジサイも少し戸惑ったのでははいかと思われますが、

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか？

連日、ワクチンや感染者数などの新型コロナウイルスの報道に明け暮れて、

うつうつとした毎日です。

現状は医療現場が相変わらず、

きびしいようでワクチンの効果が出るまで、

何とか持ちこたえてほしいものです。

そんな中で、はるか遠くのアメリカで大リーグの大谷選手の

投打の活躍は同じ日本人として嬉しくなります。

ホームランの球の行方をテレビ画面で追いかけると、

見ているこちらも気分が高揚します。

そして客席に入った瞬間、もやもやしている気分が、スカッとします。

コロナ禍にあって我々も小さくても明るいニュースを見つけたくなりますが、

皆様は身近で何かありましたでしょうか。

私はというとかつて漢方の子宝相談で授かって頂いたお子様たちが成長されて、

「もう大学生になったのよ。」とスマホの写真を見せて頂き、

「わぁ、イケメン！！あの時の赤ちゃんが･･･。」と私は驚き、

他にも小学校の入学式のあと、親子三人で訪ねて下さって感激の対面をしたりと

確実に時は流れているのだナァと思うと同時に感無量です。

 

先回の『わかば』で店の改装に伴って私がだんだんと脇役になっていく

一株の寂しさを感じると書かせてもらったせいか、

旧来のお客様たちが「存在するだけで意味があるのよ」とか

「会うと、ほっとするからお店にいてね」とか

「デジタルは苦手だとしても、経験値があるから頑張って。」などなど

実に色々な温かいおことばで励まして頂き

今更ながら皆様のお支えで今があると実感し、本当にありがとうございました。

 

改装で店の雰囲気は変わり若いスタッフも増えて賑やかになりましたが、

来店されて古手の顔が見当たらない時は呼び出して下さいね。

新生『草貫堂』も根底に流れている皆様のご健康とお幸せを願う気もちは

変わりませんのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。