漢方の草貫堂

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2020年6月11日木曜日

わかば vol.99 ~ステイホーム~         安藤厚子

 

かつてない自粛の春が過ぎ、早や六月を迎えました。

皆様、未経験の巣ごもり生活(ステイホーム)はどのように過ごされましたでしょうか?

私は昨年まで考えた事もない事態にとまどう中、息子から私の自覚とは裏腹に世間的にはまぎれもなく高齢者に属するのだから、自宅待機するようにとお達し(?)があり、五月の連休もいつもより長くもらいました。


今までゆっくりと自宅だけで過ごした事などないので、青空の広がる五月晴れで外出したいとの欲求(エネルギー)を内に向けて、日頃できなかったそうじや片づけをやってみたり、こんな時だから友人たちはどうしているかと便りを出してみたり…。

普段できていない事にチャレンジしてみました。


友人たちは断捨離、エンディングノートの作成、読書、楽器の練習と今までの日常が止まって、こういう時にこそと思うことに、家でのたっぷりの時間を当てているようでした。

その中でまもなく90才になられる女性からの手紙に「私たちはひどい戦禍を経験しているから…」とのことばがあり、戦争体験者ならではの深い思いを感じ、コロナ禍という現代に起きている試練を、たとえ不安があっても我々は踏んばって乗り切るしかないかと人生の先輩から改めて教えて頂いたような気がします。

 

これを機にきっと色々と生活スタイルが変わっていく事もあるでしょう。

テレワークも常態化して私たちでさえ自宅でオンラインの漢方研修を受けています。これが意外と新鮮な感じです。オンライン飲み会などもあるようで、不自由になっても新しいアイデアがでてくるものですね。

また、今までの生活では足早に通り過ぎてきて気づけなかった事に気づく事が出来たりして、小さな喜びが見つかるかもしれません。

最近私は、ネギの苗を頂いてプランターに植え、あこがれの家庭菜園のまね事ができました。こんな事もきっと何かが変わっての小さな喜びです。

 

これからは柔軟な心を持ちながら、変化していく社会に何とかついていけたらナと思っているところです。

 

どうぞ皆様も心の持ちようで健康も左右されると思いますので無理をされず、それでも前向きにお暮らし下さいね!!

ご健康を祈ります。

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